忘れっぽいからここにおいてく。

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ねじまき鳥クロニクルやっと読み終わった!

015.

 

 こんばんは、お母さんの作る子和えが大好きCoaeです。

最近はお母さんお手製のいくら醤油漬けにハマっています。お店のいくら丼食べるより断然おいしいと思ってしまうのはやっぱりお母さんの愛情という差でしょうか。気のせいですか(笑)

 

 

 実は今年の春休みから村上春樹に手を出してみたんです。日本でも世界でも超!有名な作家さんですが、一度も読んだことが無かった。カリスマ的?な人気があるので(だってハルキストなんて言葉があるくらいだし)気になってはいたのです。でもなぜか21年間一度も読まなかった…が、ついに今年の2月頃「風の歌を聴け」を購入しまして初めて村上春樹に触れたのです。

 えぇ、ハマってしまいました。とても。それから「スプートニクの恋人」「国境の南、太陽の西」「蛍、納屋を焼くその他短編」「ノルウェイの森」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」「羊をめぐる冒険」「TVピープル」「アフターダーク」「村上春樹河合隼雄に会いに行く」「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」を読破していきました。ほとんどが春休み中に読んだものです。わたしにしては珍しい期間に対する読書量なのです。本当にはまってしまったようです。

 基本、あまり長々としたお話が好みではないので上下巻が普通な彼の作品は飽きてしまうだろうと思っていたのですが、全くでした。読み始める前は「分厚いな~読めるかな」って何度も思いながら読み始めるのですが、なんだろう世界に入り込んでいってしまうのです。世界観に引き込まれてしまうような作品が多いですよね。個人的には「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が気に入っています。

 で、「ねじまき鳥クロニクル」のあらすじド頭の「人が死ぬのって、素敵よね」に惹かれ(こう書くとヤバい奴みたいですが…)、初夏くらいに買ったのですが、第二章のあたりからスピードが落ち始め…でも第二章の後半一気に読めて第三章に着手したのですが、もう半分くらい読み終えてからなかなか進まず…2.3か月くらい放置してたんですね。

 でもなんか急に読みたくなってこないだ3日くらいで残り読み終えたんです。達成感を感じました(笑)ネットで調べたら、村上春樹の作品中でも結構長いほうなんですって。それ見たらもっと達成感(笑)

 しかもなんだかんだ面白い。理解が難しいところも正直あるけれど、外在と内在がテーマなのかなあと私は感じていて、やはり心理学を学んでいる身としてはとても感じる何かがありました。河合先生との対談でこの作品の解説も掲載されているので、改めて読み直して理解を深めたいと思います。。。

 

 

 そんな感じで村上春樹作品をひたすらよんでいて思ったこと。

村上春樹という人、結構シュルレアリスム的と言いますか、自己の内面や深層心理、意識と無意識について踏み込んでいる人なんですね。もっとリアリスティックな人かと思っていました。なんか西洋的なおしゃれさんで(笑)でもそうでもなかった、だからわたしは強く惹かれたんだと思います。

 主人公のほとんどが客観的で理路整然とした自分を俯瞰で見ているような冷静ななんかもう洗練されたような人物ではあるんですけど、その主人公がいる世界あるいは巻き込まれていく世界(出来事)が超現実的ですよね。

 

 

 さあ、今度はどの作品を読もう。

1Q84海辺のカフカ、あーあとパン屋再襲撃も気になっていて。。。

 久しぶりに安部公房もいいなあ。今年は読書の秋かなあ。

 

*・・Coae・・*